Tech2024-06-25📖 シリーズ: AIとWeb制作
Claude Codeの導入と使い方メモ(Windows/WSL)
AIコーディングアシスタント「Claude Code」をWindows環境で使いたい場合、WSL(Windows Subsystem for Linux)経由での導入が必要です。この記事では、実際に導入した際の手順と注意点を詳しく解説します。
📋 目次
🔧 前提条件
- Windows 10/11
- 管理者権限
- インターネット接続
🚀 導入手順
1. WSLのインストール
WindowsのコマンドプロンプトではClaude Codeが動作しないため、まずWSLを導入します。
wsl --install
注意点:
- インストール後、PCの再起動が必要です
- Ubuntuのユーザー名・パスワードを設定してください
- 初回起動には時間がかかることがあります
2. nvm(Node Version Manager)のインストール
Node.jsのバージョン管理のため、nvmをインストールします。
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.7/install.sh | bash
重要: インストール後、一度ターミナルを再起動してください。
3. Node.jsのインストール
安定版のNode.jsをインストールします。
nvm install --lts
nvm use --lts
nvm alias lts/gallium
4. Claude Codeのインストール
グローバルにClaude Codeをインストールします。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
5. プロジェクトディレクトリへの移動
Windowsのファイルシステムにアクセスするには、/mnt/c/
経由でアクセスします。
cd /mnt/c/Users/YourUser/YourProjectFolder
# あなたのプロジェクトフォルダのパスに置き換えてください
⚙️ 初期設定
Claude Codeの起動と認証
claude
設定手順:
- スタイル選択: 好みのスタイルを選択
- 支払方法: APIを選択←従量課金生の場合
- Webページでの設定: 表示されたURLにアクセス
- 支払い設定: クレジットカード情報を入力
- 認証コード入力: ターミナルに戻り、表示されたコードを貼り付け
従量課金の上限設定
使いすぎ防止のため、利用上限を設定することをお勧めします。
設定方法:
- Webページの「Limit」セクションにアクセス
- 月間利用上限を設定(初回は低めに設定)
- 必要に応じて調整
💡 使い方のポイント
毎回の起動手順
WSLを使用する場合、毎回以下の手順が必要です:
# 1. WSLを起動
wsl
# 2. Node.jsのバージョンを確認・切り替え
nvm use --lts
# 3. プロジェクトディレクトリに移動
cd /mnt/c/Users/YourUser/YourProjectFolder
# 4. Claude Codeを起動
claude
効率的な使い方
- プロジェクトごとにディレクトリを分ける
- 定期的に利用量をチェック
- エラーメッセージは必ず確認
🔍 トラブルシューティング
よくある問題と解決方法
Q: nvmコマンドが見つからない
source ~/.bashrc
# または
source ~/.zshrc
Q: Node.jsのバージョンが古い
nvm install --lts
nvm use --lts
Q: 権限エラーが発生する
sudo chown -R $USER:$USER ~/.npm
📝 まとめ
WSL経由でのClaude Code導入は、最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、一度設定すれば快適に使用できます。特に以下の点に注意してください:
- 毎回nvm use --ltsを実行
- 利用上限の設定
- プロジェクトディレクトリの管理
WSLやNode.jsのセットアップに慣れていない方は、各コマンドの意味を調べながら進めると理解が深まります。何か問題が発生した場合は、エラーメッセージをよく確認して、段階的に解決していきましょう。